ネガティブ女でも人生楽しく生きている。

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私が乙女ゲームをやらない理由

 

乙女ゲーム」というジャンルに馴染みはあるだろうか。

乙女ゲーム」とは、女性向けの恋愛ゲームで、主人公(プレイヤー)が女性のゲーム全般のことを指す。

1994年に発売されたスーファミ用ソフト『アンジェリーク』がその元祖とされ、2002年に登場した『ときめきメモリアル Girl's Side』でジャンルが確立したと言われている。私がこのブログで何度か話題にしている『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズも数ある乙女ゲームの一つだ。

 

 

さて、私はこの「乙女ゲーム」というものをプレイしたことがない。

まごうことなき夢女である私が、乙女ゲームに登場するイケメンたちにハマらないわけがないし、それを分かっている友人たちは「何故やらないのか?」と聞く。その度に色々理由を挙げるのだが、自分でもコレだ!という明確な答えを出してこれなかった。奥歯に何か挟まっているようなもどかしさがある。

そこで今回は「なぜ私が乙女ゲームをやらないか」について考えてみたい。

 

 

 

まずは「なぜやらない」を考える前に一度、私が乙女ゲームにハマりそうな理由を考えてみよう。

 

①ストーリーを進める楽しさ

筆者はRPGが好きなのだが、何故RPGが好きなのかと言うと、ストーリーを追う楽しさがあるからだ。元々読書が好きなので、物語に沿って進んでいくゲームにハマる傾向がある。その点、乙女ゲームもストーリーを進めていくという点でハマれる余地がありそうだ。

 

②好きなキャラクターとの恋愛が楽しめる

そういうゲームなのだから当たり前なのだが、キャラクターとの恋愛が楽しめるのが乙女ゲームの醍醐味である。普段マンガやアニメのキャラクターに恋い焦がれ、いわゆる「夢」ジャンルを渡り歩いた私が、恋愛ゲームにハマらないわけがない。

 

③とにかく顔が良いキャラクター達

恋愛をするゲームであるため、攻略対象のキャラクターはとにかくイケメン揃いだ。人間中身が大事なのは大前提として、なんやかんやでイケメンにテンションが上がる自分がいるのも否定できない。

 

④とにかく良い声

何を隠そう筆者は声フェチである。豪華声優陣のいわゆる「イケボ」がとにかくたくさん聞けるゲームなんて、やらない方がおかしい。イケボからしか得られない栄養がある。やるしかない。

 

 

 

さて、これだけ筆者にとって「やらない方がどうかしている」要素が揃っているというのに、プレイしたことがない。実況動画などを見るのは楽しいのだが、どうにも自分でやろうという気は起きない。なぜか。

 

 

①一途ゆえ

せっかくゲームを買ったなら、隅から隅まで遊び尽くしたいのが筆者(貧乏性)の性。しかし、乙女ゲームというのは各キャラクターの「ルート」が存在しており、遊び尽くそうとすれば全てのキャラクターと恋をしなければならない。そこにどうしても引っかかってしまう。

さまざまな好みのプレイヤーを想定して、個性豊かなイケメンたちが揃っているわけだが、中にはまったく好みじゃないイケメンもいるだろう。そうすると、全然触れることのないキャラクターも出てきてしまうことは容易に想像ができる。全てのキャラクターのストーリーを見てみたいのは山々だが、私が愛を注げるのはそのうちのただ1人。せいぜい2人が限界だ。愛なくストーリーだけ追うのはゲームの本質と離れてしまっていると思うので、それだけは絶対にやりたくない。

ゲーム内主人公に自己投影せずにプレイすれば良いのだろうか……でも投影しちゃうよな……。

 

②好きな人に嫌われたくない

乙女ゲームは会話の「選択肢」によって、相手キャラクターとの関係が進展したり後退したりすることがある。筆者は、どうせやるならゲームを周回してこの会話パターンをすべて読みたい。そういうプレイヤーは結構多いのではなかろうか。

(ちなみに筆者はダンガンロンパシリーズで会話パターンをすべて記録していたことがある。)

しかし、ここで問題が発生する。会話パターンを見たいからといって「不正解」を選んでしまっては、好感度が下がるということだ。いや、むしろそれ以上に、がっかりした反応が返ってくることに私は耐えられる気がしない。

筆者は比較的「オラオラ」していたり、「ツンツン」しているキャラクターを好きになる傾向があるので、そういうキャラクターに「不正解」を突きつけたとき、どんな反応をされるのか恐怖でしかない。こういう奴らは、やんわりたしなめるとかそういうことができないのだ(偏見)

会話パターンをとにかくたくさん見ることでキャラクターの解像度は上がるので、ものすごく読みたいのだが、傷つきたくない気持ちが勝ってしまいそうだ。

 

 

①と②の理由を踏まえると、ゲームを「遊び尽くしたい」という気持ちと、「キャラクターに向ける愛」の折り合いのつかなさが、筆者にとってかなりの障壁になっている気がする。

 

なるほどね。だんだん自分の考えが整理できてきた。

実況動画は自分がやっているわけではないから、少女マンガを読んでいるような感覚で楽しめるということか。

 

 

③「胸キュン」シーンで決壊する

乙女ゲームにおいてなくてはならない要素。それが「ときめき」である。好きになったキャラクターからの好意が滲むセリフ、仕草、表情、声色、そのすべてが乙女ゲーム乙女ゲームたらしめる。

そうした「ときめき」が爆発している「胸キュン」シーンは、あまりにもきれいな感情すぎてアラサー女には眩しすぎる。何というか、他人から好意を向けられることに対する耐性がなさすぎて、そういうシーンで過剰に“きゅん”としてしまい、「あ゙~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」と心の中で叫ばざるを得ない。要は正気を保てないのだ。

(ちなみにどのくらい人からの好意に不慣れかというと、結婚式に招待してくれた友人に「呼んでくれてありがとう」と言ったら「あなたは必須でしょ」って当然のように言われて泣くくらい。)

実家のリビングで恋愛ドラマを見ていても、そういうシーンになればなるほど饒舌になってしまう筆者なので、実況動画で茶化してくれるくらいがちょうどよく乙女ゲームを楽しめるのだろうな。

もしかして、誰かと一緒ならプレイできるのかも???

 

 

 

結論。

ゲームに対してもキャラクターに対しても愛が重すぎる!!!

書いてて自分で自分が超めんどくせぇなって思った。好きなもののこと語る時、本当に激重クソでか感情抱きがちすぎる。もっとラフに生きたいぜ、まったく。